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長野県上伊那・辰野・荒神山(2007年4月29日)



 
 ここは、国道153号線を塩尻方面から名古屋方面に向かって下ってくるとき、右手に小山がありそこに寺院らしき建物が見えるころ、荒神山入り口という交差点が現れる。そこを右折して山中に入ってゆくと、右側にスポーツ公園の標識が有る。そこを登ってゆくと、公園施設になる建物の前の駐車場の奥に有る。丘の上であり、下を見るとそこにはパターゴルフ場が広がっている。大勢の人がそこでパターゴルフを楽しんでおられた。



 



 



 

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   この日運良く、一人の保存会員が整備活動をしておられた。5月5日にイベントがあるので、塗装中とのこと。確かに塗装直後のきれいな仕上がり状態。辰野町は高度が高いので、散りかけた桜が残っていて、その花びらが風に舞って、せっかくの塗装面に付着していた。ナンバープレートはぴかぴかと真鍮の文字・枠が光っていた。
 イベントとは、なにをするのですかと問うと、ミニSLで子供たちを乗せて走らせるのだとか。D51470を守る会としては羨ましい。保存会員は一応100名ほど名を連ねてもらっているけれど、実際活動に積極的なのは10名程度とのこと。結構錆が目立っていたこともあるけれど、朽ちかけたところは鉄板などをあてがって修復しているとのこと。その主力になる方は、穂高のD51483の保存活動もしておられる方とのこと。そちらでも紹介したが、ご家族が金属加工関係の会社をやっておられるので、そういう作業は助かっているとのこと。


 あちこちの保存機関車を視察して回った県関係者が、ここの機関車がもっとも保存状態が良いと褒められたことが、自慢なのだとのこと。確かにきれいに色を塗っておられた。欲を言えば、塗料が経年変化で浮いてきたところを上から塗り固める形になっているので、近くまで近寄って見ると、表面の凹凸が気になると言えば気になる。しかし、屋根も無いのに、ボイラーの下腹のカバーは錆びて穴が開くと思うが、そうはなっていない。シリンダーカバーは少々努力すれば手直し可能、しかしこのボイラー下腹のカバーは大きいし、台車枠や配管類の間を通して穴の開いた鉄板を取り出し、新たな鉄板を挿入するというのはたいへんな作業。それをこの機関車はしていないと思うのだが、穴が開いている様子はない。これは信州の多くの保存車に言えることだが、この穴が開くのにもっとも害になるのが雪。その雪は岐阜・梅林公園よりずっと深いのに、穴が無い。どうやら、岐阜は酸性雨の影響が強かったようだ。



 







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