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長野県駒ヶ根・井楽園(2007年4月29日)



   ここへ153号線塩尻方面から行くとするなら、北の原と記した標識を右折、すぐ右手にガソリンスタンドが見えてくる、そのすぐ手前に小さな路地がある。非常に狭いので車の進入は自信が無ければ無理かもしれない、そこへ入ってゆくと、墓をすぎて公園出る。北の原公園とされるが、共楽園とも書いてある。  
その中にはいくつかの慰霊塔のようなものが立っている。そこに、機関車が設置されている。むしろ、大田切端南という交差点から進入した方が楽かもしれないが、私はそちらを知らない。
 さて、この機関車、まずヘッドライトが割れているのが目立つ。ごらんの通り、林の中。屋根も無いのは、腐食に耐えにくいだろう。

 

 
キャブ内は、相当荒らされている。圧力計は皆無。下手に割れたり針を無くした圧力計が無惨な姿をさらけているより、いっそ無い方がすっきりするということなのだろうか。とにかく、このキャブ内は真っ黒に塗られている。機関士、機関助士の椅子も、台枠だけが残っている。この姿、椅子がこのように作られていたという理解には役立つ。


 
 
 上述したように、雨や雪で屋根につもった落ち葉が腐って、雨水とともにボイラー下カバーなどに堆積する。あるいは、樹液が解けた雨水がボイラー下で貯まり、水分の蒸発とともに濃縮される。それらの物質が鉄板を浸食したと思われる。それは、こうした木に囲まれていない機関車との腐食の程度の違いを生むのではないだろうか?  



 



 







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