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金沢(2006年12月10日)



 
 午後金沢で開かれる会議に出席する必要があって、早めに出てこの機関車を見てくることにした。JR金沢駅からバスで行く必要があった。どのバスに乗れば良いか、地図と見比べて松島東で降りれば行けそうと判断。そこを通るバスを選び、目指すバス停で降りるとき、運転手さんに、西部緑地公園へはどのように行くのか聞くと、ここから行くのは大変だという。その道路の向こうに見えているところでしょ?と思ったのはとんだ間違いだった。北陸自動車道が遮っていた。横切れるはずはない。横切るところを求めて行くと、道路下をくぐるところを見つけた。そして、公園側に出たが、入り口らしきものが見あたらない。公園に沿って道路を歩いて行ったが、歩いても歩いても入り口らしきところが無い。たまに入り口らしいところが有っても、そこは搬入口のようなところで、チェーンが引っ張ってはり、入れない。やっと信号の有る交差点に出た。その道路反対側に交番が見えたので、渡って聞くことにした。まだまだずっと先らしい。やっと入り口に着いたら、今度はずっと遠くに建物が見え、その近くらしい。どんどん歩いて、駐車場、バス停を過ぎると、野球場らしきものが見えてきた。そちらと聞いていたので、向かってみると、有った、という次第。

 

 


 

 

 

 

   状態は、すこぶるよろしくない。さびがあちこちに見られ、盗難も。圧力計は見あたらない。ここは市の管理するところ。どこが整備しているか、聞きたかったので、日曜日ながら宿直さんのおられそうな建物を探したところ、位置がわかった。ところがその入り口がわからない。どこもドアが閉まっている。やっと一ヵ所開いているところにたどり着いて、中に入って聞いたところを探すが暗く、よくわからない。電気が点いている部屋が見えるものの、その入り口がわからない。あちこち迷ってやっとその部屋にたどり着いた。そこで、確かに保存活動をしているグループがあることはわかった。が、今の状況を見れば数年放置状態だろうということが想像される。
 野球場の入り口近くにあり、入場券売り場にもし列ができたら、この機関車を長時間見る人が多くなりそう。きっと「みっともないから、どこかへ持っていって方が良い」という意見が出てくる。これでは、保存車量としてせっかくの好位置が逆効果になる。この機関車は写真でわかるが、屋根がついている。これでこの錆なのだから、実に惜しい。屋根が無い機関車を守っているところがあるというのに、恨めしいことだろう。また、正面には腕木式信号機が立派にあるがこれまた支柱は錆が浮いている。機関車後方には、貨車がある。これも一般的には贅沢な保存。屋根に入れないところからみると、後から来たのだろうか?場所も無かったのか、レールの曲率から、連結器を使ってつなぐことができないようだ。これも、手入れがなされなければ早晩錆が浮いてくるだろう。「資料館」を備えたい梅林公園D51470を守る会としては、こんな貨車があれば、倉庫・資料館代わりにも使えるのに、実に勿体ないはなしではある。
 帰路についたが、それがまた大変。宿直の方の説明では、普段ならバスも来るが、今日は来ない、バスを使うなら来た方向(松島東)とは反対に行けば、かなり遠いもののかなりの頻度でバスが来る。それは病院なので、遠くからでも間違えずに行けるとのこと。そこを目指して歩いたが、遠い。そしてやっとたどり着いたが、土日のバスは頻度がそれほどない。おかげで、昼食を取る暇が無くなりそうだった。やむなくタクシーを使うことに。そんなことなら、何も病院に歩かずとも、公園に数台タクシーが待機していた。今更間に合わない。とにかく、タクシーで市内に戻ったがそれでも昼食時間はせっぱ詰まった少々しかない。早々に食べて、やっと会議に間に合った。途中、レトロ調のバスを見かけたので、写真を撮りたいと思ったのだったが、そんな時間は無くなってしまった。会議後は暗く、写真にならない。






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