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大垣市のC11155(2006年7月8日)


   保存場所は、図書館の隣、子供サイエンスプラザ内。つまり鉄筋コンクリート建てのビルの中。大垣駅からは1km強で徒歩10-15分。その西の室駅からなら700m程度で距離は短いが、普通しか止まらない。大垣は、松尾芭蕉の奥の細道の「結びの地」(図書館からそこまでは約1.5km)。04年は生誕360年でにぎやかだった(イルミネーションの下の写真が芭蕉と弟子の旅姿を模している)。また、大垣城(図書館から1km)は関ヶ原合戦前の石田三成の居城だったことでも有名。この町は、あちこちに水路が走る。水面が道路すれすれというところも有る。揖斐川上流の徳山ダムの是非の根拠にもなっているところ。
 このC11155にはれっきとした保存グループがあり、数年前記念誌を発刊したほど。春日井D51792保存会とも親交があると聞いている。大垣には操車場があることが強みで、元機関士も居を構えて仕事をしていた人が多いため、今も元機関士が保存活動に参加しやすい。梅林公園D51470にとってみれば、羨ましい。美濃太田も、機関区があったことが、C58 280の保存活動を支えている。
 しかし、梅林公園のD51470を守る会会長は羨ましいながらも、さばさばしておられる。「元機関士が多いと、どうしても他の人が入りにくい、つい整備活動もプロ級にできるから助けを必要としない。ところが、きちんと整備すればするほど機関車は長らえるが人は長らえない。会員数が自然減で皆困り始めている。梅林はそういう意味で、プロが少ないので一般の方の応援を求めなければ十分なことができず、それが一般の方にはかえって入りやすい状況になっている。早くそれに気付いて一般の方に入ってもらった方が長く続く」と。大垣の保存会がどんな構成か、D51470を守る会は会長すら詳細を知らない。でも、大垣は子供サイエンスプラザという地の利は圧倒的で、また素人にもわかりやすい説明札がかけられ、一般の人に理解をしてもらおうという努力を見れば、そんな心配は不要だろう。

 
 
(2004年の芭蕉生誕360年)

 

 

 





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