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春日井の D51 792(05年9月25日、06年5月29日、06年12月17日)


   この機関車の保存されている場所へ行くには、春日井駅から少し北に歩くと川(地蔵川)に出くわす。それをわたってすぐ左折、川沿いの道を西進すること約1kmで児童交通遊園に着く。そこには市内電車や消防自動車が静態保存されている。その遊園内は道路が作られており、子供が自転車で走って楽しむことができるようになっている。また、公民館が併設されていて、園長さんはじめ市の職員も勤務されているので、環境としては羨ましいところ。
 機関車は、左の写真のように檻の中にある。HPkeeperは日曜日の活動日にしか行ったことが無いが、遊園の開園時間は午前9時〜午後6時となっていて、この間はフェンスの扉は開いていて見られるはず(春日井のつばめさん情報)。
 多くの会員が、元国鉄蒸気機関車の機関士あるいは整備関係者など。だから、保存活動は専門的に行われる。また、模型好きで入った人、機関車の写真から入った人など多彩。最近は実際に走っていた頃の機関車には乗ったことがないという若者も入っている。そんな中の一人、春日井のつばめさんはH18年の最終活動日に、副会長を仰せつかったほどの人材。そのつばめさんばかりか、きたさん、えすえる工房の中澤さん、HP「鐵の城」のやっさん、3Dの CG本を作りつつあるNさんは岐阜のD51470を守る会の有力メンバーであったり、有力支援者でもある。逆に、岐阜在住のD51470を守る会のメンバーとして、中原会長と私HPkeeperは春日井のメンバーとして仲間にいれていただいている。そこでは、全会長の川端さんはじめ、元機関士の皆さんはじめ整備に強いAさんなどから有益な話がたくさん聞ける。いわば、春日井の保存活動と言いながら、勉強をさせていただいているようなもの。なお、中原さんは元機関士の川端さん、加藤さん、加藤さん、小畑さんたちとはほぼ同期で勉強した仲とのこと。
 
 ここには50名ほどの保存会会員がられる。第4日曜日が活動日で、午前9時半あたりから清掃・整備作業が行われる。毎回20名ほどが参加。上の写真は2006年5月28日撮影、煙室ドア前に付けられたのは、会員のAさんが保存されていた鉄道101年記念の名古屋鉄道管理局で使われたヘッドプ・マークを取り付けて楽しんだ。
 
 ここは、非公式側にプラットホームを意識したような高さの台がある。ただし、整備しやすいように、機関車との間には十分の間隔が取られている。皆さんせっせと磨きをかけておられる。この足回りなど、作り全体はやはり戦中のものだから戦前の岐阜梅林公園のD51470と比べると、あちこちで材質的にも構造上にも、劣る部分があるとは会員・山下さんの弁。
 
 D51792は、中央線で活躍した機関車。だからここで活動する会員にとっても愛着が深い。愛でるように磨いておられる。汽笛も元機関士のKさんによる研磨でぴかぴかになった。
 
 公園の南端、機関車のテンダー車後方に整備・清掃用道具を入れるスティール戸棚がある。そこにはヘルメットも置いてあり、皆さんこれを被って安全に作業を進められる。

上は、H18年度最後の整備活動後の忘年会。忘年会ということで、やはり出席者は非常に多い。梅林公園のD51470を守る会の規模とは大きくちがう。女性会員も、元機関士の奥様、幼い頃に自宅前を中央線が走っていて、毎日手を振って楽しんでいたという方などがおられる(実はそれがD51470を守る会の副会長 A・Yaさん、A・Yaさんも岐阜と春日井をかけもち。でも本当はだから、中央線沿いの春日井が地元になる)。
 
上は、「弥生機関区配属」と中澤さんにうタイトルを付けられた(弥生とは、この遊園の有る地名)、左からやっさん、一人置いてきたさん、中澤さんの各機関助士(見習い)、左から二人目は指導機関士・中原さん(実際、元指導機関士だった)。


 上述、川端前会長は、名著「ある機関士の回想」(イカロス出版)の著者。時間の余裕があれば、一気に読み干したであろう傑作だった。川端さんの記憶力もすごいが、文章力にも脱帽である。是非、まだ読んでおられない方は、読まれるよう薦めたい。単に運転しておられたというだけでなく、その機関車の理論的な側面への踏み込みも鋭く、大変勉強になる。









このページの作者への連絡は、D51470HPkeeper(HP管理人) までお寄せいただければ幸いです。


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(Since July 11, 2006)
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